「管理人みなみ」による「超個人的」音楽アプリ　サブスクリプション　配信アルバムレビュー　＃34 何者／ポルカドットスティングレイ

何者／ポルカドットスティングレイ

配信開始日：2020年12月16日

収録曲

1.トゲめくスピカ
2.FICTION
3.FREE
4.SQUEEZE
5.バケノカワ
6.SHAKE! SHAKE! (雫カリウタ ver.)
7.阿吽
8.女神
9.JET
10.ストップ・モーション
11.さよならイエロー
12.化身
13.何者
14.POSE (何者ver.)

超個人的「全体レビュー」

今年結成5周年、ポルカドットスティングレイの3rdフルアルバム。配信シングルとしてリリースされた「JET」「FREE」、私立恵比寿中学に提供した「SHAKE! SHAKE!」、NHK Eテレ『あはれ！名作くん』の主題歌「さよならイエロー」を含む全13曲収録。そしてデジタルアルバムにはボーナストラックとして雫のソロ名義曲「POSE」のバンドアレンジ何者ver.が追加され全14曲収録とボリューム満点だ。今作のタイトルでもあるようにポルカドットスティングレイとは「何者」なのか。ジャンルレス、オルタナティブと言ってしまえばそれまでなのだが、メジャーデビューから一貫しているのがギターのカッティングを前面に押し出しているサウンドだろう。年代によってカッティングギターと聴いてイメージされるバンドはTHE DOOBIE BROTHERS、RED HOT CHILI PEPPERS、布袋寅泰、JUDY AND MARY等々、多々出てくると思うが、ポルカドットスティングレイはこういった名だたるバンドに食い込んでくるのではないだろうか。今作にも煌めくばかりのカッティングギターが随所に散りばめられている。メジャーデビューからまだ3年、3枚目のアルバムでこのクオリティとオリジナリティ。そしてほとんどの曲を手掛けているボーカル雫の眩いばかりの才能。もはや今後とんでもないビッグネームになってしまう予感しかしない。