「管理人みなみ」による「超個人的」音楽アプリ　サブスクリプション　配信アルバムレビュー　＃18 eye／HUSKING BEE

eye／HUSKING BEE

配信開始日：2020年11月04日

収録曲

1.Memories Of You
2.Through Your Eyes
3.刻の群像
4.Tell Me
5.Play The Role
6.I Don't Want To Grow Up
7.Break The Deadlock
8.アネモネの花
9.The Only Way I Know
10.よだかの汀
11.New Light Is Tried
12.明くるゆさわり

超個人的「全体レビュー」

結成25年、日本におけるエモの先駆者的バンドであるHUSKING BEEの通算10枚目、再結成後からは5枚目となるフルアルバム。極限まで無駄を省き表現する形は不変で耳馴染みが良く、27秒しかないパンク曲からアコースティックギターによる日本語曲まで3人という最小限のバンドサウンドのみで幅広い音楽を聴かせてくれる。メロコア初期の開拓者と位置付けた方がわかりやすい人も多いと思うが、実際メロコアバンドとの共演も多く、曲によって英語詞と日本語詞を使い分け、英語詞の方が割合が多いのもHUSKING BEEの特徴である。これは私の所見ではあるが英語詞の方はパンク、メロコア、日本語詞の方はエモ、パワーポップといった感じにサウンド面でも変化をつけているように思う。HUSKING BEEといえば創生期のAIR JAMを始めROCK IN JAPAN FESTIVAL、FUJI ROCK FESTIVAL、RISING SUN ROCK FESTIVALといった4大フェスまで夏のロックフェスの常連である。残念ながら今年は夏フェスは軒並み行われなかったが、このアルバムも青空のもと屋外で聴きたくなる、そんな爽やかな風が感じられるようなアルバムに仕上がっている良盤だ。