「管理人みなみ」による「超個人的」音楽アプリ　サブスクリプション　配信アルバムレビュー　＃26 Soul to Soul／布袋寅泰

Soul to Soul／布袋寅泰

配信開始日：2020年11月25日

収録曲

1.Soul to Soul feat.コブクロ
2.Dangerous feat.吉井和哉
3.Find A Way feat.Incognito All Stars
4.Lotus Flower feat.Zucchero
5.Great Messenger
6.BoomBoomBoom feat.楊坤
7.I Don't Wanna Lie feat.氷川きよし
8.BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY (Solid Groove) feat.Nate Smith
9.Live On feat.Marc Lavoine & Bass feat.Calogero
10.Savage Sun feat.GLIM SPANKY
11.BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY (Battle Samba) feat.Carlinhos Brown

超個人的「全体レビュー」

世界7カ国からのアーティストを迎えた前作『Soul Sessions』から約14年ぶりとなるコラボレーションアルバム『Soul to Soul』。参加者は日本から吉井和哉、コブクロ、氷川きよし、GLIM SPANKY、中野雅之(BOOM BOOM SATELLITES)、福原みほ、さかいゆう。アメリカからネイト・スミス、イギリスからブルーイ(インコグニート)、フランスからカロジェロとマルク・ラヴォワーヌ、イタリアからズッケロ、ブラジルからカルリーニョス・ブラウン、中国から楊坤(ヤン・クン)と錚々たるメンツが参加している。このコロナ禍にイギリス在住の布袋の元へ届けられ、国境を越え、言語を超え、年齢性別を超え、音楽のジャンルまでも超えて作られた今作は素晴らしいの一言しかない。ほとんどがゲストボーカルという形で作られているため、彼の歌声が大好きな方には申し訳ないが今作ではその声は少ししか聴くことが出来ない。ただそれを補って余りある程の渾身のギターを随所に聴くことができ、布袋サウンドの集大成的作品となっている。このアルバムを引っさげて2021年の40周年イヤーを怒涛のように駆け抜けていく、そんな姿が目に浮かぶようだ。

超個人的「BEST3」

No.1：3.Find A Way feat.Incognito All Stars

さすがIncognito All Starsということでジャズ・ファンクテイストで大人な雰囲気の曲、その完成度もさることながら、私の感想としては布袋さんの歌が素晴らしい！布袋さんの意図と違っていたら申し訳ないですがロックな曲よりもこういう曲の方が低く渋い声がより合うような気がします。

No.2：2.Dangerous feat.吉井和哉

このアルバムの中では少し毛色の違うストレートなロックナンバー。イントロはまさに布袋サウンドから始まりAメロに入ると布袋寅泰というよりもさらに遡りBOØWYを彷彿させるようなビートロックな曲。吉井和哉が歌うというまさに夢のようなBOØWY×THE YELLOW MONKEYといった雰囲気のある曲ですね。

No.3：7.I Don't Wanna Lie feat.氷川きよし

アコースティックギターによるバラードを氷川きよしが情熱的に歌い上げる一曲。歌謡曲寄りに歌い方を変えていても、まさに氷川きよしと一発でわかる歌声も素晴らしいのですが、数々のソロミュージションへ楽曲提供して来た布袋さんならではの泣きのメロディーが何よりも素晴らしいです。