「管理人みなみ」による「超個人的」音楽アプリ サブスクリプション 配信アルバムレビュー #39 POWERS/羊文学
POWERS/羊文学
配信開始日:2020年12月09日
収録曲
1.mother
2.Girls
3.変身
4.ハロー、ムーン (album mix)
5.ロックスター
6.おまじない
7.花びら
8.砂漠のきみへ
9.powers
10.1999
11.あいまいでいいよ
12.ghost
超個人的「全体レビュー」
スリーピースバンド羊文学のメジャーデビューアルバム。先行配信シングル「砂漠のきみへ/Girls」「あいまいでいいよ」「mother」配信盤では未収録だがパッケージ版ではロングヒット曲「1999」を含む全12曲収録(配信盤は12曲表記の11曲収録)。 10月にリリースしたGOING STEADYのカバー曲「銀河鉄道の夜」も記憶に新しいが、そこからこの短期間でさらに進化したのではないだろうかと思わせる楽曲たち。スリーピースバンドといえばパンクロック、ガレージといった感じの曲調を連想させるだろうが、アルバム全体としてまずその裏をかいた様な音数の少なさに驚かされる。そしてそこに乗ってくるボーカル塩塚モエカのなんとも気だるそうな独特な声が心地よく耳に残る。これだけの音数の少なさでロングトーンの曲調を多用するのは、簡単そうに見えて実に難しい。天性のものか鍛錬のものかは私にはわからないが、実に才能に溢れていると感じる。もちろんインディーズ時代にも疾走感のある楽曲はあったので、これからもバリエーションとしてはそういった曲もリリースしてくるだろう。まだメジャーデビューしたばかりだが、既に彼らの今後をさらに期待させる唯一無二の存在感のあるそんなアルバムだ。
超個人的「BEST3」
No.1:3.変身
各楽器のキレの良さ、歯切れのいいボーカルが気持ちいい曲。シンプルなリズムとギターのカラッとしたカッティングが印象的でサビでのボーカル塩塚のハイトーンもいいですね。このアルバムの中では1番”らしい”曲なのではないでしょうか。
No.2:2.Girls
どことなくニルヴァーナを連想させる様なギターとドラムの入り方、スネア連打のフィルインに、世代を超えてあっとさせられましたね。サビになると独特な浮遊感というか、不思議な感じだけど心地いロングトーンが気持ちいいです。
No.3:12.ghost
狙っているとは思いますが、このアルバムの中で1番音数が少ないのではないでしょうか。音数が少ないながらも音圧はありUAやBjorkを連想させる様な始まり方が斬新ですね。そこから空が晴れた様にカラッと始まるギターのクリーントーンのアルペジオが効果的で印象的な曲です。
音楽アプリ無料版 掲載有無
Amazon Music:有
Spotify:有(但し曲順リストなし)
AWA:有(全曲)
YouTube Music:有(8、10曲目のみ)
LINE MUSIC:有(全曲)
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