「管理人みなみ」による「超個人的」音楽アプリ サブスクリプション 配信アルバムレビュー #7 Patrick Vegee/UNISON SQUARE GARDEN
Patrick Vegee/UNISON SQUARE GARDEN
配信開始日:2020年9月30日
収録曲
1.Hatch I need
2.マーメイドスキャンダラス
3.スロウカーヴは打てない(that made me crazy)
4.Catch up, latency
5.摂食ビジランテ
6.夏影テールライト
7.Phantom Joke
8.世界はファンシー
9.弥生町ロンリープラネット
10.春が来てぼくら
11.Simple Simple Anecdote
12.101回目のプロローグ
超個人的「全体レビュー」
前作「MODE MOOD MODE」以来、約2年8ヶ月ぶりとなるニューアルバム『Patrick Vegee』。 "春が来てぼくら"(TVアニメ「3月のライオン」OP)、"Catch up, latency"(TVアニメ「風が強く吹いている」主題歌)、"Phantom Joke"(TVアニメ「Fate/Grand Order –絶対魔獣戦線バビロニア-」OP)タイアップシングル3曲を含む全12曲を収録。直球で言わせてもらおう。彼らは「ど変態」である。もちろん音楽的にいい意味でだが、こうきたらこう来る的な決まりごとをあえてやって来ない。直球でPOPなアニメのタイアップ曲も彼らの持ち味ではあるのだが、今作でも1曲目の「Hatch I need」からガツーンと来る1度では聴いても理解できない変拍子バリバリの玄人をも唸らせるオルタナティブロックが彼らの真の姿である。それを3ピースでやるのだから技術力の高さも桁違いだ。あまりバックトラックを使わないのも特徴で、出来るだけ3ピースでのライブ感・生感を音源でも出したいという意図も伝わってくる。101回目のプロローグといった遊び心も忘れない、今作は唯一無二の存在感、噛めば噛むほど癖になる"スルメ"のようなそんなアルバムだ。
超個人的「BEST3」
No.1:8.世界はファンシー
このアルバムの中のノンタイアップの新曲が私の中では1位ですね。生々しい3ピースのバンドサウンドが高速で襲いかかってくるような曲。難解なリズム、ハイトーンな斎藤宏介のボーカルも相まってまるで高速なボカロ曲を生でやっているような不思議な感覚が気持ちいい。「マイファンタスティックギター」と言って自分がギターソロを弾く。いいじゃないですか!
No.2:1.Hatch I need
ど頭の多分MU-TRONをかけているであろうベースからすでにカッコいい。シンコペーションで食い気味なドラムの手数と動きまくるベースが気持ちいい曲。ロックをベースにしつつもジャンルレスな激しい曲だがジャズやフュージョンがベースとなっているのではないでしょうか。
No.3:2.マーメイドスキャンダラス
タイアップ曲を聴かずとも冒頭の2曲でこのアルバムの元を取って余りあるのではと思わせるような良曲。出だしの歌始まりのサビからあり何度も出てくるフレーズ「なんてスキャンダラス」が頭から離れません。
音楽アプリ無料版 掲載有無
Amazon Music:有(全曲)
Spotify:有(但し曲順リストなし)
AWA:有(全曲)
YouTube Music:有(4、6、7、8、10曲目のみ)
LINE MUSIC:有(全曲)
使用楽器はこちらへ
オフィシャルサイトはこちらへ
CDは下記リンクへ
スポンサーリンク
スポンサーリンク