「管理人みなみ」による「超個人的」音楽アプリ　サブスクリプション　配信アルバムレビュー　＃21 ヘヴィ・メンタル・アティテュード／怒髪天

ヘヴィ・メンタル・アティテュード／怒髪天

配信開始日：2020年11月11日

収録曲

1.SADAMETIC 20/20
2.駄反抗王
3.孤独のエール
4.ポポポ!
5.スキモノマニア
6.や・め・と・き・な
7.憎まれっ子のブーガルー
8.ヘイ!Mr.ジョーク
9.タイムリッチマン
10.H.M.A.

超個人的「全体レビュー」

2019年の結成35周年イヤーを経て約2年ぶりとなる怒髪天のNEWアルバム。5月に先行配信された「孤独のエール」を含む全10曲収録。慕っているミュージシャンも多く、ロックフェスへ引っも張りだこでRISING SUN ROCK FESTIVALの顔としておなじみの怒髪天。今作もロック、パンク、ブルース、歌謡曲、演歌等、様々なジャンルを飲み込んだ怒髪天”流”の音楽は健在でコロナ禍に対する怒髪天の回答、それに対する怒りというよりは面白おかしく社会風刺した様な、聴いていて思わず温かい気持ちになる曲が多いのが特徴。1曲目の「SADAMETIC 20/20」のイントロはジャケットデザインがそうである様にBlack Sabbath、IRON MAIDENといったメタルレジェンドに多少寄せてはいるが、ゆっくりとしたバラード曲は1曲も無く、メタルの要素皆無な怒髪天の音楽性を知っているとそのジャケットデザインを含めた遊び心に思わず笑顔になってしまう。アルバムタイトルである「ヘヴィ・メンタル・アティテュード」を見ただけでは分かりにくい「H.M.A.」というタイトルにし最後に持ってくるあたりも憎い演出である。このアルバムに一貫して言える事は「ポジティブシンキング」これに尽きる。背中を押される良曲が多く、このコロナ時代に必聴な1枚である事に間違いはない。