「管理人みなみ」による「超個人的」音楽アプリ サブスクリプション 配信アルバムレビュー #29 SOLIDARITY/KEMURI
SOLIDARITY/KEMURI
配信開始日:2020年12月02日
収録曲:SOLIDARITY
1.ANCHOR
2.Blue Moon
3.My Ghost Town
4.Patience
5.SOLIDARITY
6.Contemplation
7.SEMISHIGURE
8.Hungry Passion
9.Too Young
10.KIBOU
収録曲:BEST -the 25th edition-
1.白いばら
2.Deepest River
3.Minimum Wage
4.Prayer
5.PMA ~Positive Mental Attitude~
6.I Love You
7.Broken Wine Glass, Lonely Night
8.Heart Beat
9.Ato-Ichinen
10.New Generation
11.Along the longest way
超個人的「全体レビュー」
前作【Ko-Ou-Doku-Mai】から約2年10ヶ月ぶりとなる14枚目のオリジナルアルバム 「SOLIDARITY」全10曲に加え、ベストアルバム「BEST -the 25th edition-」も全11曲収録。 東のKEMURI、西のGELUGUGUと長らく日本のスカパンクシーンを牽引してきた彼らの結成25周年イヤーに発売された今作は、まさにKEMURIサウンドの集大成的作品。結成以来、活動休止、解散、復活を経ている彼らの今作のタイトル「SOLIDARITY」には結束、一致、団結、連帯という意味があり、もう一度KEMURIメンバーの結束、そして、KEMURIとファンの連帯の礎を築けるアルバムにしたいという願いが込められているそう。 KEMURIといえば底抜けに明るく踊れる曲が多いが、今作も多分に漏れず踊れる曲満載のアルバムに仕上がっている。そして英語曲だけでなく少ないながらもしっかりと聴かせる日本語曲も用意しているあたり痒いところに手の届く感じ。イメージからかけ離れたような驚きの飛び道具的な曲こそないが、これがKEMURIだと言わんばかりの、まさに聴き手が聴きたいものを作るスタンスは結成25周年の成せる王者の風格である。
超個人的「BEST3」(SOLIDARITYより)
No.1:1.ANCHOR
SEX PISTOLS、THE DAMNEDを思わせるようなパンキッシュなイントロで入ったかと思いきやAメロに入った途端、カラッと空が晴れたかのようなスカになり、Aメロを聴いただけで「KEMURIきたー!」と心踊る代表的展開なこれぞKEMURIといった1曲です。歪んだギターソロも最高ですね。
No.2:7.SEMISHIGURE
このアルバムの中で2曲ある日本語曲のうちの1曲。すっと入ってくる日本語詞が心地よく、本人たちがそういっている訳ではないですが、歌詞を見る限り、このコロナ禍で疲弊した人へ背中を押してくれるような、そんな応援歌的曲。「虹が出るまであと少し!」いいですね。
No.3:6.Contemplation
このアルバムの中では異彩を放つ唯一のインスト曲にしてテンポのゆったりとした土の匂いのするようなレゲエナンバー。思わず体を揺らし聴き入ってしまう、こういったオーソドックスながらもKEMURIとしては変化球なこの曲をアルバムのど真ん中に持ってくるあたり流石です。
音楽アプリ無料版 掲載有無
Amazon Music:有
Spotify:有(但し曲順リストなし)
AWA:有(全曲)
YouTube Music:無
LINE MUSIC:有(全曲)
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